ホイールベースを買い替えるべきかQR2にするべきか
FanatecのQR2が販売開始してから半年余りが過ぎ評判がいいので気になっていました。
現在デモ用に使っているDD proのクイックリリースを付け替えるべきか、ここは思い切ってようやく単体で販売し始めたClubSport DD+を買うべきか…ClubSport DD+を買ったとしてもステアリングホイールすべてをQR2にしなければならないし更にはDD ProとClubSport DD+でステアリングを使い分ける的な運用が面倒そうだったのと、ClubSport DD+(約12Kg)がDD Pro(約5Kg)に比べ倍以上重いので持ち出す必要が出たときに大変だということでDD ProにQR2を付けることにしました。

付替作業の前にQR1とQR2を比較してみる
今回購入したのはQR2 Base-Side (Type-C )とQR2 Wheel-Sideが2つのバンドルセット。
私が持っているQR1(QR1 Wheel-SideとQR1 Lite Wheel-Side)とQR2とでは思っていた以上に違いがあったので比べてみたいと思います。

QR2 Base-Side (Type-C )とQR1 Lite Wheel-Side
まずはQR1 Lite Wheel-Sideとの比較から。
最廉価のQR1 Lite Wheel-Sideと比べると大きさや重さなど作り的なことも、作りの質が上がって剛性感が増した為、操作感も全てがアップグレードされたのがはっきりと分かるでき。(右がQR2)


プラスティック感が半端なくFFBを最大で(8Nm)かけると軋むようなズレ?ブレ?を感じて使うのが不安になっていましたが、QR2にしたところ待ったブレがないどころかコクピットの剛性をもっと強くしなければならないかなと思うぐらいに大変身。
QR1 Wheel-Sideとの違いはというと
正直、Wheel Side単体で比べてしまうとどちらも何も遜色がない出来でどっちも確り作られてるなと改めてQR1を見直したのですが、ホイールベースと繋いで利用してみると違いは明確というか高負荷がかかっているときに何かがズレたというかハンドルが支柱から数mm動いたような感覚がたまにあったものがQR2になって、支柱(接合部分が)が円柱形から四角に変わったせいなのかびくとも動かず、コーナーリング中に安定した舵角を維持できるのはとても気分がいいです。

※左からQR1 Lite・QR1・QR2(QR1 Liteの下にペンがあるのは突起があるためです)
まあタイムに直結しているかというと私レベルの腕前では実感はできませんがタイムのムラは少なくなったような気がします。
重さも結構違っていて…
QR2 Wheel-SideとQR1 Wheel-SideとQR1 Lite Wheel-Sideの3つで意外と差があったのがWheel Sideの重さ。ステアリングホイールの中心部分なのでさほど影響はない部分だとは思いますがQR1 LiteとQR2とでは4倍も違うのは驚きました。



※左からLite(104g)・QR1(291g)・QR2(406g)
重たい分は剛性増加に使われていそうな感じです。
長さの違いはさほど気にしなくてもいいかも


QR1 LiteとQR2はほぼ長さは変わりませんが、QR1とQR2のWheel sideは1cmぐらいQR1が短くなっていますが、Beas Sideの長さはQR2が1cmぐらい短くなっているためコクピットに座りステアリングを握った感じではさほど違和感はありませんでした。
このあたりを気にしてホイールベースの取り付け位置を再調整する必要はなさそうです。
早速取り付けてみる(ステアリングとQR2 Wheel side)
基本取付工具はすべて付属していますが必要なもの、あったほうがいいものを紹介します。

付属品
六角レンチ
・4mm(ステアリングとQR2の固定用に使います ※写真青色丸)
・3mm(ステアリングとQR2の電子接合部分のハブの交換に利用 ※写真黄色丸)
・2.5mm(ステアリングとQR2の電子接合部分のハブの交換に利用 ※写真黄色丸)
・5mm(Wheel BeasとQRを固定している金具の脱着に利用)
ヘキサゴンレンチ
・2.5mm(ステアリングとQR2の電子接合部分のハブの交換に利用 ※写真黄色丸)
※ヘキサゴンレンチは付属のネジを利用して付ける際に必用ですが、一部ステアリングの場合は元々ついていたネジを再利用する必用があります(CSL Universal HUBやCSL Elite Steering Wheel WRCなど)。
あったら便利だと思うもの
・ベッセル(VESSEL) 六角棒 ボールポイント L型レンチ 短軸 ロングタイプ 対辺4mm 8200BP-L

QR2とステアリングを取り付ける際に付属の六角レンチだと黄色丸の部分に干渉してしまい塗装が剥がれてしまいました。
大抵のボールポイント六角レンチは対応(差し込み)角度が25°なのに対しベッセル(VESSEL) 六角棒 ボールポイント L型レンチ 短軸 ロングタイプ 対辺4mm 8200BP-Lは対応角38°とより多く傾けられるため鑑賞もなく増締めする際も約15cmと長いため力も掛けやすく可動範囲が長いので便利だと思います。
■5mmの六角ビットとラチェット
ラチェットは無くても良いものですがあると作業が大変捗るアイテム。
特にアルミフレームのコクピットを利用している方はコクピットの調整などでも利用するので重宝すると思います。特に高いものを購入する必用もないのですが、工具の精度如何で道具が長持ちしたりネジ山を舐めてしまい外せない締め付けられないなどのトラブルを避けられる為どうせ買うなら精度の高いものをおすすめします。
工具は御自分の好きなものでと思うのですが、私個人的には車を自分でイジっていた頃からKTC(京都機械工具)の製品を好んで使用してるおすすめ工具を下記で紹介しておきますが、他にも世界的に有名なSnap-onやMAC Toolsなどありますので探してみてください。
・京都機械工具(KTC) 12.7mm (1/2インチ) ロングボールポイント ヘキサゴン ビットソケット 5mm
・京都機械工具(KTC) 12.7mm (1/2インチ) ロングヘキサゴン ビットソケット 5mm BT405L
・京都機械工具(KTC) ラチェットハンドル 12.7mm (1/2インチ) BR4E-H
あったら安心なもの
QR2を装着するときには各部分において別々の締め付けトルクが設定されています。
たとえば上記F1ステアリングの写真の青丸の部分では3Nm、黄色丸の部分では1Nm。後述となりますがQR2 Beas Sideを取り付ける際には8Nmなど比較的小さめな値となります。
一般的なトルクレンチとなると締め付けトルク10Nmからとか40Nmからなど大きなトルク対応のものが多く、低トルクの対応のものは高価なイメージですが自転車用であれば低トルクから計測でき比較的安価で購入できます。
実際に取り付けてみる(Beas Side)

引き抜く際、もしくは押し込む際は上記写真のようにQR側には筋が、本体側には凹みがあるのでそれに合わせて引き抜く(もしくは押し込む)とすんなり外れたり入ったりします。
差し込む際には、USBが「確りハマったな」って言う感覚はないので動かなくなるまで押し込めばいいと思います。

まず現在ついているQR1のU字の金具(写真下黄丸の部分)を六角レンチで緩めます。
結構力を掛けて回さないと最初は回らないかもしれませんが諦めず緩めてください。緩みだしたらブラブラするまでネジを緩め真ん中の接続部分を引き抜きます。
引き抜いたらQR1本体とU字金具を取り除き、新たにQR2の本体を差し込みます。
またQR2を差し込む前にリング型の締付金具を先に取り付けておいてください。
※リング金具を取り付ける際は、写真上の差し込み部分の切れ目と締付け金具の切れ目の位置が重なるようにしてください。ちなみにQR2のFanatecマークが上に来るようになります。

最後にリング型の固定金具を締め付けていきますが、「本体の切れ目て合わせること」「締付金具のネジが二箇所になっているのでできるだけ均等に締め付けていくこと」「締め付けトルクの弱すぎ強すぎには注意」の3点を気にかければ大丈夫です。
結果は大満足
クイックリリース人使えただけでも個人的には大満足、またまた走るのが楽しみになりました。
またQR1 Liteのつけ外しが面倒だったので余り使っていなかったWRCホイールが簡単装着できるようになったのでダート系やドリフト系のSIMも気軽に楽しむことができるようになって良かったです。
皆様の参考に少しでもなれば幸いです。
それでは今回はここまで。
KOMUSO WORKSでした。