SIMレースにダイヤルは正義!Loupedeck Live vs Stream Deck + 比較

IT関連

みなさん、SIMレースを楽しまれているでしょうか? KOMUSO WORKSのきょむ僧です。

最近は本業の動画制作やWebデザインが忙しく、なかなかコクピットに座れない日々が続いていますが、機材への物欲だけは留まることを知りません(笑)

さて、皆さんはSIMレース中の「ボタン操作」どうされていますか? VRでプレイされている方は特に、キーボード操作なんて至難の業ですし、ハンコンのボタンだけでは足りない…なんてことありますよね。

特に**「ブレーキバイアス」や「トラクションコントロール」「無線のボリューム」など「回して調整したい」**項目。 ボタンをポチポチ連打するのは直感的じゃないし、今の設定値がいくつなのか迷子になりがち。

そこで今回は、そんな悩みを解決してくれる**「ダイヤル(つまみ)付き左手デバイス」**の2大巨頭、 【Loupedeck Live】と【Elgato Stream Deck +】 を、仕事(クリエイティブ)とSIMレースiRacing)の両面から比較して、どちらが幸せになれるか書いていこうかと思います。

どちらを買おうか迷っている方の参考になれば幸いです。

今回比較する2つのデバイス

まずは選手紹介から。

[ Loupedeck Live ]

元々はLightroomPremiere Proなど、クリエイター向けに開発されたデバイス。 特徴は何と言っても左右に配置された計6つのダイヤルと、物理ボタン、そしてタッチパネルのハイブリッド。 質感はマットで高級感があり、デスクに置いてあるだけで「仕事できる感」が出ます(これ重要)。

[ Elgato Stream Deck + ]

配信者御用達「Stream Deck」シリーズに、待望の4つのダイヤルタッチストリップが追加されたモデル。 ソフトウェアの使いやすさは業界標準レベルで、豊富なプラグインが魅力

SIMレース(iRacing)での使い勝手比較

ここが本題です。 結論から言うと、「導入の手軽さと情報の見やすさ」ならStream Deck +「物理的な操作感とコンパクトさ」ならLoupedeck Live、という印象です。

Elgato Stream Deck + のメリット

iRacingユーザーにとって最強の武器となるのが、有志が作成しているプラグイン「iRacing (BarRaider)」の存在です。これを入れるだけで世界が変わります。

きょむ僧
きょむ僧

少し話が脱線しますが、「BarRaider」とは、主にElgato Stream Deck用のプラグインで、マクロ(キー・マウス操作の自動化)、音量コントロール(Volume Controller)、ウィンドウ操作(Windows Mover)、OBS Studio連携など、多彩な機能をボタン一つで実行できるようにするもので、使い方はStream DeckアプリでBarRaiderのプラグインを選び、機能を設定してボタンに割り当てるのが基本で、ElgatoのプラグインサイトにはiRacingに限らずアセコルなどそれぞれのソフトにあったプラグインが有償無償問わず置いてあります。

  • 設定が爆速 難しいマッピング設定なしで、「ブレーキバイアス」や「燃料計算」などの機能をドラッグ&ドロップで割り当て可能。
  • アイコンに情報を表示できる これがデカい。ボタンの液晶部分に「現在の燃料残量」や「タイヤ温度」、「ラップタイム」などをリアルタイムで表示できます。VRだと見えませんが、モニター派や、VRの隙間からチラ見する派には神機能。
  • ダイヤルのクリック機能 ダイヤルは回すだけでなく「押し込み」も可能。 「回してBB調整、押し込んでリセット」みたいな使い方がデフォルトで簡単にできます。
Loupedeck Live のメリット

一方でLoupedeck Liveは、その「ハードウェアとしての完成度」が光ります。

  • ダイヤルが多い(6個) Stream Deck +より2個多い。これはデカいです。 「BB」「ABS」「TCS」「音量」「マイク音量」「フォースフィードバック」…と、割り当てたい項目が多いSIMレーサーには、物理ダイヤルの数は正義。
  • サイズがコンパクト Stream Deck +は意外と横幅があって場所を取りますが、Loupedeck Liveはスマホを一回り大きくした程度のサイズ感。 アルミフレームのコクピットの隙間にマウントしやすいのはこちら。
  • 操作感がプロっぽい ダイヤルのコリコリ感(クリック感)が絶妙で、回していて気持ちいい。 ただ、iRacingで使うにはMIDIマッピングやJoyToKey的な設定を駆使する必要があり、Stream Deck +ほどの「ポン付け」感はありません。ちょっと玄人向け。

クリエイティブ(仕事)での使い勝手

私は仕事でAdobe製品(Premiere Pro, Photoshop)をガッツリ使うので、ここも無視できません。

  • Loupedeck Live: さすが専用機。Adobeソフトとの連携は最強です。タイムラインのズームやカット編集、色調補正などがデフォルトで爆速化します。仕事効率を最優先するならこっち一択。
  • Stream Deck +: こちらもプラグインで対応可能ですが、Loupedeckほどの「深い」統合はされていない印象。ただ、Zoomのミュート管理やSpotifyの操作など、配信・日常使いの便利さは圧倒的。

結局どっちが買いなの?

それぞれのデバイスがおすすめな人はこんな感じです。

きょむ僧
きょむ僧

また余談ですが、上のインフォグラフィックはGemini君が作ってくれました。
AIもどんどん進化していってますね…(しみじみ)。

【Elgato Stream Deck + がおすすめな人】
  • 面倒な設定は嫌!プラグインでサクッとiRacingと連携させたい。
  • レース中の情報をアイコンで確認したい(モニター環境の人)。
  • 配信(OBS)やDiscordの操作も手元でやりたい。
【Loupedeck Live がおすすめな人】
  • とにかくダイヤルの数が欲しい(6個必要!)。
  • コクピットのスペースが限られているのでコンパクトに収めたい。
  • 普段は動画編集や写真現像の仕事道具として使い倒したい。
  • 設定を自分でチマチマ弄るのが苦じゃない(自作PC好きなら余裕かも?)。

総括

私個人の環境(仕事と兼用 & VRメイン)で言うと、Loupedeck Live のコンパクトさとダイヤルの多さが気に入っています。 VRを被っていると手元のアイコンは見えないので、Stream Deck +の液晶表示のメリットが薄れ、純粋に「手探りで回せるダイヤルの数」が重要になるからです。

ただ、もし「初めての左手デバイス」として友人に勧めるなら、間違いなく Stream Deck + ですね。BarRaiderプラグインの便利さは偉大すぎます。

どちらを選んでも、マウスでカチカチ画面上のブラックボックスを操作するストレスからは解放されます。 「走りながら直感的にマシンを調整する」という、実車さながらの没入感をぜひ味わってみてください。

それでは今回はここまで。 KOMUSO WORKSのきょむ僧でした。

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