GC553G2のOBSプレビューはパススルーと比べてどのくらい遅延するのか?
実際に30分の録画を60FPSでコマ送り検証した結果、遅延は最小3フレーム〜最大6フレーム(約0.05〜0.1秒)でした。
■結論
・パススルー → ほぼ遅延なし
・OBSプレビュー → 約3.9フレーム(約0.065秒)の遅延
→ ガチ競技FPSでは厳しいが、ソロゲーなら問題なしレベル
改めまして、みなさんこんにちは。
KOMUSO WORKSのきょむ僧です。
前回はAVerMedia GC553G2の「音ズレ」に関するblogを書きましたが、今回はAVerMedia GC553G2のパススルーに対してOSBプレビューがどれぐらい遅延しているかを検証してみました。
お時間ある方は見ていっていただけると幸いです。
AVerMedia GC553G2とOBSの遅延(ラグ)を検証!
さて、それではどうやって検証していくかを説明していきます。
検証環境と接続配線図(GC553G2・分配器・PC)

接続はXbox(CSゲーム機)からAVereMedia GC553G2に接続しそこから2系統。
- パススルーモニターへ
HDMI分配器(RS-HD2HDA-8K)を経由してモニターのHDMIポート - PCへ
USB Type C 3.2 Gen2ケーブルを利用してマザボ直結USB Type C 3.2 Gen2ポートへ
HDMIケーブル:Anker HDMI ケーブル (8K) 0.9m HDMI 2.1 8K(60Hz) 4K(120Hz) 48Gbps
AVereMedia GC553G2からHDMI分配器(RS-HD2HDA-8K)を経由しているので遅延も少し多くなってしまうか心配ですがこのまま検証してみます。
※利用した機材の詳細はリンクを付けておくので機になる方は見てみてください。
スマホを使ったパススルーとOBSの同時撮影
AVerMedia GC553G2からのパススルー画面とOBSのプレビュー画面を同時に撮影。
※撮影方法はiPhone で外から2画面を写します。

画像に対して右モニターがパススルー画像、左モニターがOBSでのプレビュー画面です。
※この動画を利用して検証をします。
60FPS動画のコマ送りによる正確な遅延測定

Adobe Premiereを利用して動画をコマ送りして再生。遅延があるか?どのぐらいの遅延か?を検証していきます。
また設定としては1秒を60フレーム(60FPS)で検証。
※1フレームあたり約0.0167秒となります。

ちなみに。
一般的に人間の反応速度は約200ms(0.2秒)と言われており、今回検証した60FPSのフレーム数で言えば約12フレームとなります。
また動画は約30分録画し、録画の前半・中盤・後半とその遅延に差があるかどうかも検証しました。
【検証結果】GC553G2のOBSプレビュー遅延はどのくらい?
録画前半(ソロゲーム『REPLACED』)の遅延結果:約4フレーム(0.06秒)
まず検証動画の前半は遅延が余り問題にならないようなオフラインのソロゲー「REPLACED」。

まずゲーム開始画面から。
右のパススルー(以降パス)は0:04:57から画面が変わり始めましたが、左のOBS(以降OBS)には変化無し。

0:05:01でようやくOBSに反応がこの時の遅延は4フレーム(約0.0668秒)。
では次。

00:02:02:27でパス側にセリフの一文字目が表示

00:02:02:30にOBS側でも表示され遅延は3フレーム(約0.0501秒)。
更に次。

00:09:26:56、パス側に「降りる」の表示(画面中央下)

00:09:26:59、OBS側にも「降りる」の表示、遅延は3フレーム(約0.0501秒)。
前半戦に関しては3~4フレームの遅延で全くの問題なし。
別でゲーム用のモニターを用意しなくても配信画面を見ながらのプレーで違和感はありませんでした。
録画中盤での遅延結果(『REPLACED』と『CoD BO7』の遅延結果:約4フレーム(0.06秒)前後)
では中盤戦。

00:11:16:38、パス側にチュートリアル説明文が表示。

00:11:16:42、OBS側にもチュートリアル説明が表示。遅延は4フレーム(約0.0668秒)
次。

文字の変化だけだと軽いかもなので戦闘シーンから。
00:14:41:26、パス側の的に「!!!」マークが出現。

00:14:41:31、OBS側にも「!!!」が出現。遅延は5フレーム(約0.0835秒)
では次。
今度からはオンラインのマルチゲー「Call of Duty®: Black Ops 7」を。
※前のゲームより重たそうなゲームを選びました。

00:18:10:12、パス側の画面から「マッチを検索」の表示がなくなりました。

00:18:10:16、OBS側からも表示が消えます。遅延は4フレーム(約0.0668秒)
さて次は後半戦。
録画後半での遅延結果(『CoD BO7』の遅延結果:最大でも6フレーム(0.1秒))
できるだけ、試合中の中で比較してみました。

00:22:12:03、やられてしまってリスポーン。

00:22:12:07、OBS側でもリスポーン。遅延は4フレーム(約0.0668秒)
さて次。

00:25:44:56、スコープが感染に遮蔽物に隠れるまで。

00:25:45:00、OBS側でも完全に隠れて。遅延は4フレーム(約0.0668秒)
次。

00:26:57:48、パス側で勲章が大きく表示。

00:26:57:52、OBS側でも大きく表示。遅延は4フレーム(約0.0668秒)
次で最後です。

00:31:32:42、パス側で「勝利」の瞬間。

00:31:32:48、OBS側でも「勝利」の瞬間。この時、今回最大の遅延6フレーム(約0.1002秒)
GC553G2の遅延検証まとめ:OBS配信に影響はあるか?
正直、思っていた以上に優秀な結果。
Adobe Premiereの60FPS視点ではあるけど、3~6フレーム(約0.0501秒~0.1002秒)しか遅延が発生しないなんて!
Redditでも『プレビュー遅延は「約40〜90ms」くらい』という話が多いので整合性は録れてると思います。
GC553G2 OBS遅延検証まとめ表
平均遅延
3.9f
約0.065秒
最大遅延
6f
約0.100秒
最小遅延
3f
約0.050秒
| タイミング | ゲーム | シーン | 遅延 | 秒数 |
|---|---|---|---|---|
| 前半① 0:04:57 | REPLACED | ゲーム開始 | 0.067秒 | |
| 前半② 0:02:02 | REPLACED | セリフ表示 | 0.050秒 | |
| 前半③ 0:09:26 | REPLACED | アクション表示 | 0.050秒 | |
| 中盤① 0:11:16 | REPLACED | チュートリアル文 | 0.067秒 | |
| 中盤② 0:14:41 | REPLACED | 戦闘シーン | 0.084秒 | |
| 中盤③ 0:18:10 | CoD BO7 | マッチ開始 | 0.067秒 | |
| 後半① 0:22:12 | CoD BO7 | リスポーン | 0.067秒 | |
| 後半② 0:25:44 | CoD BO7 | 遮蔽物に隠れる | 0.067秒 | |
| 後半③ 0:26:57 | CoD BO7 | 勲章表示 | 0.067秒 | |
| 後半④ 0:31:32 | CoD BO7 | 勝利画面 | 0.100秒 |
平均遅延:約3.9フレーム(約0.065秒)/最大:6フレーム(0.1秒)/最小:3フレーム(0.05秒)
総括
上記の表を見てもらえばわかる通り、30分の録画を通じて遅延はほぼ安定して3〜4フレーム台。オンラインゲームに切り替わった中盤〜後半でも大きな悪化はなく、最大でも6フレーム(約0.1秒)にとどまりました。
「コンマ1秒」という数字だけ聞くと心配になるかもしれませんが、人間が視覚的に遅延を「感じる」のはおよそ0.1〜0.15秒以上と言われています。つまりGC553G2のOBSプレビュー遅延は、ギリギリ知覚の境界線上。配信画面を見ながらカジュアルにゲームをプレイする分には、まったく違和感なく使えるレベルです。
ただし、FPSのランクマッチやSIMレースのタイムアタックなど、コンマ数秒の判断が勝敗を分けるシーンでは別モニターを用意したほうが安心です。競技レベルの配信者はそもそもパススルー専用モニターを持っている方が多いと思いますが、念のため。
まとめると、GC553G2はカジュアル〜セミガチ配信者にとって遅延面でも十分合格点。「配信画面1枚でゲームも配信もこなしたい」という方には、自信を持っておすすめできます。

AVereMedia GC553G2めっちゃ優秀。
ついでにラトックのHDMI分配器(RS-HD2HDA-8K)も優秀。
今すぐチャプチャーカードが欲しいという方、価格の20,000円前後まで下がってきているので買い時だと思いますよ!

私が購入した2026年3月頭は26,000円台だったのでショック⋯
それでは今回はここまで。
KOMUSO WORKSのきょむ僧でした。







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