みなさん、こんにちは。
KOMUSO WORKSのきょむ僧です。
みなさんは左手デバイスって使っていますか?
実は私、Stream Deck Plusを購入してから約3週間が経ちましたので、以前使っていたLoupdeck Live Sとの比較検証をまとめていこうかなっと思います。
なぜ乗り換えたのか—Loupdeckへの限界と決断
Loupdeck Live Sとの出会いは「クラファン」だった
そもそもLoupdeck Live Sを買ったきっかけはCAMPFIREのクラウドファンディングです。
ダイヤル×2・タッチボタン×15・物理ボタン×4という構成で、当時の価格帯としては正直かなり高スペックだったんですよね。Adobe系のプロファイルも充実していたし、音声出力の切替が1ボタンで出来たりと、クリエイター向けデバイスとして普通に気に入って使っていました。
あの頃は本当に良かった…
ロジクール傘下になってから、何かがおかしくなっていった
転機はLoupdeckの運営がロジクールに移ってからです。
- ファームウェアをアップデートするたびに対応できないソフトが増えていく
- 使えていたプロファイルが突然動かなくなる
- アイコンの追加が止まり、種類も減っていく
- システム全体の挙動がもっさりと重くなってきた
- サポートの質も低下し、生産ラインも停止したという話まで出てきた(LoupDeck公式,Radit)
そして決定的だったのが、OBSのプロファイルが正常にインストールできなくなったこと。稼働もしないので、やむなく古いバージョンのファームウェアを自分で探してダウングレードする必要に迫られました。(Raditでの同じ事象の投稿)
……これ、ユーザーがやることじゃないですよね? 正直うんざりしました。
改善の見込みがないなら買い替えよう。そう決めてたどり着いたのがStream Deck Plusです。
開封・セットアップ—第一印象と「思ってたのと違った」発見

Stream Deck Plus、開けてみた
届いたStream Deck Plusを手に取って最初に思ったのが、「あ、Loupdeckより大きいな」ということ。
ただ、私の手はゴルフグローブで24cm(軍手でL・バッティング手袋でL)くらいあるんですが、そのサイズ感でちょうどいいぐらいのボタン・トグル配置でした。手が大きめの方には逆にフィットするかもしれません。

プラグインとプロファイルの数が、もう比較にならない
セットアップを始めて最初に驚いたのがここです。
Loupdeckのマーケットプレイスと比べて、プラグインもプロファイルも数が文字通り桁違い。ゲーム・配信・動画編集・音楽制作など、ほぼあらゆる用途にコミュニティや公式が対応しています。
Loupdeckを使っていた頃は「プロファイルが少ないのは仕方ない」と半ば諦めていたんですが、Stream Deck側に来てみると「こっちが普通だったんだ」と改めて気づかされました。

これは批判ではなく愚痴なんですが、LoupDeckのマーケットプレイスが普通だと思っていた私にとってStreamDeckのマーケットプレイスの充実度合いといったら個人商店とショッピングモールぐらいの違いが…早く知りたかった。
Windowsのシステム操作に干渉できる
これ、地味にデカいんですがあまりレビューで触れられていないポイントです。
Stream Deck Plusでは音声出力デバイスの切替や複数ディスプレイのメインディスプレイ変更といった、Windowsのシステム深部に関わる操作を1ボタンで実行できるプラグインが存在します。

※Stream Deck +の設定画面ですがボタン配置右上2つが音声出力切り替え(このPlugin)
LoupdeckでもWindows 10の頃は似たようなことができていたんですが、現状ではシステム干渉系の操作はほぼ機能しなくなっています。これ、気づいてない人も多いんじゃないかなっと。
実際に使ってみた——OBS・配信・動画編集での手触り

触り始めて気づいた「これは違う」
セットアップが終わって実際にOBSと組み合わせて使い始めたとき、最初に「あ、これは便利だ」と感じたのがスライド操作との同時運用です。
私の場合、仕事で講師をしているので講義用のスライドを使いながらライブ配信や動画録画をする機会が多いんですが、これが特に活きました。
マウスのスクロールでスライドの表示を前後しながら、OBSのウィンドウ選択はそのまま維持。スライドのいいタイミングを見計らって、Stream Deck PlusのボタンでOBSのシーン切替やフィルター変更ができるんです。
これ、講師業に限った話じゃなくて——YouTubeの解説系・ニュース系動画を撮っている人や、在宅ワークでオンラインプレゼンをする機会がある人にも同じ使い方がそのまま応用できます。スライドとカメラ映像を同時に扱う場面なら、かなり刺さる使い方かなっと。
Loupdeckでも似たようなことをやろうとしていたんですが、ウィンドウフォーカスの関係でどうしても操作が噛み合わないことが多くて。Stream Deck Plusはそのストレスがない。
トグルが4つあるのが思ったより便利だった
Stream Deck Plusの特徴的なハードウェアが、本体下部のトグルスイッチ×4です。
音量調整、コマ送り編集、マウスホイール代替の操作など、これまでマウスに手を伸ばしてやっていた細かい作業をトグルに割り当てることで、手をキーボードやデバイスから離さずに操作できるようになりました。
Loupdeckのときはプロファイルやページを切り替えながら使うシーンが多かったんですが、トグルのおかげでその切替が不要になったのは地味に大きいです。
物理ボタンの「押した感」は正義
Loupdeck Live Sはタッチボタン中心の構成だったので、ライブ配信中やゲームプレイ中に「あ、ちゃんと押せたかな?」と視線を落とすことが結構ありました。
Stream Deck Plusの物理ボタンはクリック感がしっかりあるので、画面を見なくても押したかどうかがわかる。配信中のリプレイバッファ操作とか、ゲーム中の咄嗟の操作で特に助かっています。
地味に液晶タッチパネルが気分を上げてくれる
本体上部の小型液晶画面(タッチパネル)、正直そこまで期待していなかったんですが、これが地味に便利です。
現在のシーン名や設定状態を視覚的に確認できるのはもちろん、なんかガジェット感があって単純に気分が上がるんですよね。実用性とテンション、両方に貢献してくれています。
3週間で変わったワークフロー
Loupdeckのときは「ショートカット専用機」だった
正直に言うと、Loupdeck Live Sの使い方はだんだんショートカットキーをボタンに割り当てるだけの専用機になっていました。
システム干渉系のプラグインが使えなくなり、プロファイルの選択肢も減り、できることが少しずつ削られていった結果、「高価なショートカットボード」として使い続けていた感じです。
Stream Deck Plusに変えて、触れる操作の幅が変わった
移行してから一番変わったのは、マウスに手を伸ばす回数が減ったことです。
コマ送りの編集作業、音量の細かい調整、スクロール操作——これまでマウスのホイールや右手に頼っていた作業をトグルスイッチに割り当てることで、手をキーボードから離さずに処理できるようになりました。
地味な変化に見えますが、編集作業が長時間になるほどこの差が効いてきます。
マルチアクションが楽しい
Stream Deck Plusは複数の動作を順番に実行させるマルチアクションの設定がLoupdeckと比べてかなり簡単で、できる動作の幅も広い。
今は「〇〇の作業開始ボタン」(複数アプリを一括起動)や、PCのシャットダウンシーケンスなんかも1ボタンに仕込んでいます。「ボタン1つで環境ごと切り替える」という使い方ができるのは、Loupdeck時代にはなかった感覚です。
3週間経ってもまだ使いこなせていない——それが正直なところ
ここまで色々と書いてきましたが、3週間ではまだ全然使いこなせていないというのが現在地です。
できることが多すぎて、試したい設定や試していないプラグインがまだ山ほどある状態。これは欠点というより、まだ伸びしろがあるということなので、続編記事で改めてまとめようと思っています。
結局、誰が買うべきか——きょむ僧の結論
正直に言います。タイプ別に分けました。
3週間使ってみて、「どんな人が買うべきか」についてはかなりはっきり見えてきたので、読者タイプ別に整理します。
Loupdeckをまだ持っていない人
これはもうStream Deck一択です。Loupdeckの運営元は戦略的に縮小傾向にあり、今から新規で買う理由が見当たりません。
Loupdeckを持っていて、OBSやゲーム配信がメインの人
今すぐ乗り換えてOKです。ゲーム関連のプロファイルやプラグインの数はLoupdeckと比較にならないレベルで、配信環境の快適さが別物になります。
Adobe製品や動画編集がメインの人
有料プロファイルの導入コストはプラスアルファでかかりますが、作業時間の短縮効果を考えると長い目で見れば買いです。
特にPremiere ProやIllustratorのプロファイルは完成度が高く、Loupdeckの無料プロファイルとは使いやすさがぜんぜん違います。
おすすめのプロファイル
動画編集
配信
ゲーム
※OBSプロファイルは無料版でも十分です。
予算が厳しくて廉価の左手デバイスと迷っている人
多少高くてもStream Deckを買っておいて間違いなしです。機能が似たように見えても、既存のプラグインやプロファイルの数が文字通り桁違い。廉価品を買って「もっとできることが欲しい」と感じてから買い直すより、最初からStream Deckにしておくほうがトータルで安上がりになるケースが多いと思います。
自分で全部設定する派・一度設定したら数年変えない派
正直、廉価品でも十分だと思います。ただ——使い始めると「あれもやりたい、これもやりたい」が必ず出てくるので、Stream Deckを買っても後悔はしないはずです。
まとめ
Loupdeck Live Sは、クラファンで応援して買った思い入れのあるデバイスでした。あの頃は本当に良かった。だからこそ、今の状況は残念です。
Stream Deck Plusはまだ3週間、使いこなせていない機能が山ほどあります。それでも「乗り換えて正解だった」とはっきり言えます。

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続編でまた深掘りしていきます。
KOMUSO WORKSのきょむ僧でした。


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